2016年3月5日 （仮訳）南米産のピンゴケ類地衣の新種 Aptroot, A. et al., 2016. New tropical calicioid lichens from South America. The Lichenologist. Available at: http://www.journaltocs.ac.uk/index.php?action=tocs&journalISSN=1096-1135&institutionID=durham [Accessed March 3, 2016]. 【R3-02712】2016/03/05投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 仏領ギアナからMazaediothecium uniseptatum、ブラジルからMycocalicium enterographicolaおよびStenocybe tropicaをそれぞれ新種記載した。 Ma. uniseptatumは子嚢胞子に1隔壁を有し、My. enterographicolaは大西洋岸森林においてクチナワゴケ属地衣の一種に生じた。 Stenocybe tropicaはマングローブ林において樹皮に生じ、子嚢胞子に3隔壁を有していた。 French Guiana, Saül, sentier limonade （新種） Mazaediothecium uniseptatum Aptroot 語源…単隔壁の Brazil, Sergipe, Povoado Pedrinhas, Mata da Fazenda Cafuz （新種） Mycocalicium enterographicola Aptroot & M. Cáceres 語源…クチナワゴケ属に生じる 【よく似た種との区別】 Mycocalicium calicioides 粉霜が緑色 本種より子器を覆う粉塊状の層が薄い 本種と異なり子器を覆う粉塊状の層が柄まで覆うのではなく”capitulum”の部分のみを覆う Brazil, São Paulo, Praia de Peruíbe near Itanhaém （新種） Stenocybe tropica Aptroot 語源…熱帯の 【よく似た種との区別】 Stenocybe septata 樹皮生である 本種と異なりブラジルではなくヨーロッパおよびマカロネシアに分布する 本種と異なりマングローブではなくモチノキ属植物を宿主とする 本種と異なり子嚢が消失性 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3ではなく1-6